Check 1 種の存続への影響
ペット利用が野生の個体群に与える影響がないか確認しましょう。
例)
・ハムスター:家畜化された動物
➡「はい」をチェック
・コバルトツリーモニター:野生捕獲個体も流通しており、ペット利用が野生の個体群に影響を与える可能性がある動物
➡「いいえ」をチェック
Check 2 絶滅のおそれの程度
ペット利用が絶滅のおそれを高める可能性がないか確認しましょう。
※絶滅危惧種:IUCNレッドリスト における絶滅のおそれの評価が、CR, EN, VUに指定される種を指します。
例)
・コバルトツリーモニター:IUCNレッドリストでの評価はEN
➡「はい」をチェック
・フクロモモンガ:IUCNレッドリストでの評価はLC
➡「いいえ」をチェック
Check 3 法規制の有無
国内の売買(取引)や飼育が、法的に問題がないか確認しましょう。
例)
・アミメニシキヘビ:特定動物に指定されており、ペット目的での飼育は禁止されている動物
➡「はい」をチェック
・ハムスター:売買や飼育への法的な規制は受けていない動物
➡「いいえ」をチェック
Check 4 感染症媒介の可能性
ペット利用により、深刻な感染症(人獣共通感染症)の伝播リスクを高める可能性がないか確認しましょう。
例)
・キツネ:人獣共通感染症の一つであるエキノコックス症の病原虫を媒介する可能性の高い動物
➡「はい」をチェック
・フクロモモンガ:人獣共通感染症を媒介する可能性が比較的低いと考えられる動物
➡「いいえ」をチェック
※同一の種であっても、野外で捕獲された個体の場合は、持っている病原体を拡散させるリスクが高まります。
➡種レベルでは評価できない、動物の各個体や飼育者の置かれている状況に関係するペット飼育のリスクは、「飼い主チェック」を確認
Check 5 危険性の有無
人に危害を加えるおそれが大きくないか確認しましょう。
例)
・コツメカワウソ:鋭い犬歯と強力な顎を持つため、噛まれると大怪我を負う可能性のある動物
➡「はい」をチェック
・ハムスター:人体に危険を与える可能性は低いと考えられる動物
➡「いいえ」をチェック
Check 6 良好な動物福祉の維持
飼育を行なった場合に、動物福祉を満たした状態を維持することができるか確認しましょう。
例)
・ハムスター:温度管理などを必要とするが、動物福祉を満たした飼育が比較的可能であると考えられる動物
➡「はい」をチェック
・コキンメフクロウ:ネズミなどの特殊なエサを必要とし、診療可能な獣医師が限られるなど動物福祉を満たした飼育が難しいと考えられる動物
➡「いいえ」をチェック
Check 7 外来種化の可能性
逃走などにより野外に出た場合に、侵略的外来種となる可能性が高いか確認しましょう。
例)
・ハリネズミ(ヨツユビハリネズミ、アルジェリアハリネズミ):ハリネズミの仲間のうちハリネズミ属は特定外来生物に指定されペット飼育は禁止されていることから、現在市場で流通している別属のハリネズミも外来種になる可能性が高いと考えられる動物
➡「はい」をチェック
・ハムスター:国内で外来種化やその懸念報告はなく、外来種化のリスクは低いと考えられる動物
➡「いいえ」をチェック