リスザル
ボリビアリスザル Saimiri boliviensis
コモンリスザル Saimiri sciureus
コモンリスザル Saimiri sciureus
総合評価
- 高
- 中
- 低
この動物をペットにすることには高いリスクが伴います。再検討を強く勧めます。
この動物のペット飼育には、中程度のリスクがあります。そのリスクを理解した上で飼育者としてきちんと責任を果たせるか、よく考えて判断してください。
この動物をペットにすることのリスクは低いでしょう。しかし、どのような動物であっても命を預かる重い責任があることを忘れないでください。
この動物をペットとして飼育することについて、5つの観点で評価しました。赤いアイコンは、該当するリスクが高いことを意味します。
-
保全
リスク
保全
リスクペット利用を目的とした野生個体の捕獲（繁殖のための捕獲や囲い込みを含む）により絶滅のおそれが高まるリスク -
飼育の合法性
リスク
飼育の合法性
リスク違法な捕獲・取引（売買や譲渡譲受）や飼育など飼い主の住む国や地域の法令に抵触するリスク -
健康・公衆衛生
リスク
健康・公衆衛生
リスクペット飼育により飼い主や周囲の人々が健康上の影響を受けるリスク及びペット由来の大規模感染症を引き起こすリスク -
動物福祉
リスク
動物福祉
リスクペットを適切に飼育しない/できないことで動物福祉を満たせないリスク -
外来種
リスク
外来種
リスクペットが野生化し、飼い主の住む地域の生態系や人の生活に悪影響を与えるリスク
アイコンにマウスを合わせると、
こちらに説明が表示されます。
こちらに説明が表示されます。
ここに注意！
- 輸入は禁止されています。
- 日本向けの密輸が報告されています。
- 力が強く、噛まれると怪我をします。
- 人と同じ霊長類なので、人獣共通感染症には特に注意が求められます。
- 群れで生活する活発な動物なので、単独飼育や狭いケージでの飼育はストレスが大きいと考えられます。
© WWF / Hugh M. Smith
基本情報
- 分類
- 霊長目オマキザル科
- 生息地
- 南米の森林
- 体の大きさ
- 頭胴長：25～37cm
尾長：40cm前後
体重：0.5～1.1kg - 寿命
- 20年以上
- 食性
- 果物、昆虫など節足動物や樹木の葉、種子を食べます。小型の動物を食べることもあります。
- 生態・特徴
- 昼行性の社会性の高い動物で、平均40~50頭、最大500頭にもなる集団を形成します。幅広い遊びの行動を示し、鳴き声でのコミュニケーションを活発に行います。
専門家からのひとこと
可愛らしい見た目をしていますが、オスは特に力が強く、咬まれた場合大きな怪我に繋がります。一般家庭でも飼育がされてきたことから人気のある動物種ですが、群れで生活する動物のため、単独飼育や狭いケージ飼いの場合に異常行動を引き起こす可能性があります。また食性は雑食性であるため、栄養バランスにも気を付けなければなりません。
豊橋総合動植物公園のんほいパーク
リスザル担当グループ
リスザル担当グループ
参考情報
評価方法
ペット適性の評価は、5つのリスクの高低という観点で独自に作成した基準を用いて野生生物の保全と取引の専門家チームが、各分野の専門家の意見を得ながら実施したものです。
対象としたのは、エキゾチックペット（ペットとして取引・飼育されている犬・猫以外の動物）です。
この評価は、種／グループレベルで行っているため、個体ごとに状態が異なる点は評価に含めていません。こうした個体の状態がペット飼育に伴うリスクに影響する点は「飼い主チェック」で把握できるようにしています。
また、合法性リスクの評価基準には、生息地での密猟や密輸の可能性・深刻度は含まれていません。これらは、非常に重要な点ですが、使用できる適切な情報が不足していると判断したためです。
評価基準の作成には、各国各分野の専門家の協力を仰ぎました。今後も関連する法令の改訂や知見の蓄積に伴い、適宜基準の改訂及び再評価を行う予定です。
あなたはエキゾチックペットのこと
どのくらい知っていますか？
10の質問で確認してみよう！
どのくらい知っていますか？
10の質問で確認してみよう！
エキゾチックペット知識診断
