取り扱い種の
“リスク”を知るには?
取り扱い種の
“リスク”を知るには?
Point!
ペットとして飼育することの難易度が高く、それに伴うリスクが高い野生動物だけでなく、既に家畜化されている種も掲載しています。また未掲載種については、「ペット適性簡易チェック」を用いてセルフアセスメントを行うことも可能です。
Exotic Pet Guide
(エキゾチックペットガイド)の
活用方法
1. 取扱っている動物を探す
メニューバー上の「エキゾチックペット一覧」より扱っている動物をクリック。
2. 総合評価をチェック
その動物をペットとして飼育することを、保全、飼育の合法性、健康・公衆衛生、動物福祉、外来種の5つの観点から評価したリスクを確認。
- 高
- 中
- 低
- 高
- 中
- 低
- 高
- 中
- 低
さらに、総合評価の下に表示される「保全」「飼育の合法性」「飼育・公衆衛生」「動物福祉」「外来種」の個別リスクも確認。赤いアイコンは、該当するリスクが高いことを意味します
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保全リスク
ペット目的の野生動物の捕獲(繁殖のための捕獲や囲い込みを含む)により絶滅のおそれが高まるリスク
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飼育の合法性リスク
違法な捕獲・取引(売買や譲渡譲受)や飼育など飼い主の住む国や地域の法令に抵触するリスク
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健康・公衆衛生リスク
ペット飼育により飼い主や周囲の人々が健康上の影響を受けるリスク及びペット由来の大規模感染症を引き起こすリスク
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動物福祉リスク
ペットを適切に飼育しない/できないことで動物福祉を満たせないリスク
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外来種リスク
ペットが野生化し、飼い主の住む地域の生態系や人の生活に悪影響を与えるリスク
これらのデータを活用し、ペット利用における種毎のリスクを確認することができますが、同じ種であっても各個体や飼育者の置かれている状況によりリスク程度が異なります。特に近縁種が日本で野外に定着している場合や、野生捕獲や由来不明の個体を対象とする場合は、保全や外来種の発生・拡散、さらに取引の合法性におけるリスクが高まります。このため、さらに詳細なリスク程度について確認する場合は以下の「飼い主チェック」をご活用ください。
3. 結果の活用
取り扱っている動物(種)の総合的な評価が
- 高であった場合:
- その種の仕入れや販売の難化、リスクの高い種を扱うことによる企業のイメージ損失など、ビジネスに影響を与える可能性があります。取り扱いの早急な見直しを勧めます。
- 中であった場合:
- 評価指標の一部で高いリスクが確認されており、将来的にそのリスクが増大するおそれもあります。よりリスクの低い種への変更などの検討を勧めます。
- 低であった場合:
- ペット利用におけるリスクは低い状態です。しかし、将来的なリスク変動の可能性から、定期的に確認することを勧めます。
4. 取り扱い種が未掲載の場合は?
取り扱い種が掲載されていない場合は、「ペット適性簡易チェック」の7項目の質問に回答することで、ペットとして利用することの適性とリスクを調べることができます。本ページは一般消費者に加え、事業者が取り扱う場合の適性とリスクも同様に評価することが可能です。